みなさんこんにちは。EIDOS代表トレーナーの西本耕亮です。
「今夜はお酒も出る会食です。昼は抜いておいた方がいいですか」
19時から取引先との食事。昼の会議が延びて、食べないまま夜を迎える日があります。空腹で席に着き、最初の料理と乾杯のグラスが同時に来る。昼を抜いて夜にまとめて食べる組み方は、勧めません。
会食を断れない日もあります。今日は、その日の朝昼に何を食べるか、席で料理とお酒をどう選ぶかを話します。コースの料理は決まっていても、昼食や次の一杯は自分で決められます。
飲酒する会食の当日。朝昼の食事と、席で選ぶ料理やお酒の量を一緒に見ます。
目次
- 会食前に食事を抜かない
- 飲む日の料理をどう選ぶか
- 翌日はいつもの食事へ
- 最後に
1. 会食前に食事を抜かない
夜に会食がある日、昼の会議が延びてコーヒーだけで午後を過ごすことがあります。夜の料理は読めません。昼の食事は自分で決められます。先に整えるのは昼です。
昼から何も食べずに19時を迎える。最初の料理が出て、乾杯のグラスも届きます。席に着いてから食べ方を何とかする前に、昼の会議と移動の間に食べる時間がないか、手帳で確かめます。
厚生労働省の『健康に配慮した飲酒に関するガイドライン』は、飲む前や飲んでいる間に食事をとること、お酒の合間に水を飲むことを挙げています。空腹のまま飲む前提で、昼を削る組み方はしません。会食前に食べる話は、カロリーの帳尻合わせだけではないのです。
昼食を普段どおり食べられるなら、それでいいです。外ならごはん、魚や肉、野菜のおかずがある定食。急いでいるなら、おにぎりに卵や豆腐、サラダを足せるか。夜の予定があっても、昼をゼロにはしません。
「夜にたくさん食べるから、昼はサラダだけ」という決まりも要りません。会食までの時間が長いなら、夕方に軽く食べることもあります。何をどれだけ食べるかは、昼食の時間や空腹、体調で変わります。
昼を食べ損ねても、会食まで我慢比べをすることはありません。移動前の短い時間にコンビニへ寄れたら、食べやすいものを一つ買う。会食の席で初めてその日の食事を始めなくて済みます。
昼の会議が終わってから次の訪問先へ向かう途中でも、食べる機会がないか考えます。席に着いてから最初の皿だけを頼りにするより、予定を見ながら日中の食事を確保する方が現実的です。
会食の開始が延びることもあります。移動前に食べる量は、夜の料理が入らないほどでなくて大丈夫です。昼食をとった時刻と、そのときの空腹や体調で考えます。
朝も同じです。会食があるからと朝昼をまとめて削ると、仕事中の食事まで窮屈になります。夜の予定に合わせて、朝から食事を大きく変えなくていいです。
2. 飲む日の料理をどう選ぶか
席に着くと、コースの料理が決まっていて、取り分ける皿が続くこともあります。取引先との席で、献立を最初から作り直すことはできません。
目の前の皿を取り分けてもらい、空いたグラスにも次を注がれる。仕事の席には、そういう流れがあります。料理を断るかどうかだけに気を取られず、取り分ける量と次の一杯を見る。流れのまま量を決めないためです。

最初の料理を見て、分かる範囲で確かめます。
- 魚や肉、豆腐などの主菜はあるか
- 野菜のおかずはあるか
- ごはんや麺は最後に出るか
席では、大まかな組み合わせを見ます。
厚生労働省の食事バランスガイドや外食の案内には、主食・主菜・副菜を組み合わせる考え方があります。会食でも、この三つを頭の片隅に置けます。目の前の料理から選べるものを見るだけです。店のメニューを栄養表にはしません。

揚げ物が出たら、その皿も食事の一部です。続けてつまみ、締めの料理まで同じ勢いで食べる前に、今どれくらい食べたかを見ます。
焼いた料理や野菜料理もあるなら、そちらを交えて選ぶ。これは特別な食事法というより、席上でできる調整です。
取引先との席で『これしか食べません』と決めるのは難しいです。取り分ける量を少し変える。追加注文の前に自分の皿を見て、まだ空腹か確かめる。
コース料理では、お酒や追加の一品だけを自分で選ぶ席もあります。出された料理を急いで食べず、今どれくらい満たされているかを確かめる。それだけで、次の皿に手を伸ばすかを考える間ができます。
お酒は料理とは別に見ます。『ハイボールなら何杯でも大丈夫』とは言えません。見るのはお酒の名前より、実際にどれくらい飲んだかです。食べる量を削って、お酒を増やす組み方はしません。
厚生労働省のガイドラインは、飲酒量を考えるとき純アルコール量を把握するよう勧めています。同じ名前のお酒でも、濃さやグラスの大きさで量は違います。何杯飲んだかだけでなく、実際に飲む量も見ます。
席で選べることもあります。
- 乾杯から次の一杯まで少し間を置く
- 水やお茶を頼む
- 飲む量を先に考えておく
グラスが空いたら次のお酒、という流れをいったん止められます。
乾杯の後に同じお酒をもう一杯頼む前に、水を一杯挟む。料理が運ばれてきたら、一口食べてから次の一杯を頼むか考えられます。
グラスが空くたびに勧められる席なら、「次は水にします」と一度言ってみる。断りにくい場面があるのは分かります。
料理を控えた分だけお酒を増やす、という計算はしません。食事と飲酒量は、両方見ます。
持病や服薬で飲酒に制限がある人は、食事の工夫より飲酒そのものの判断が先です。体質上飲めない人にも、仕事の席で飲酒を勧める理由はありません。
水を挟んでも、飲んだアルコールの量は変わりません。食事をとり、水も挟みながら、何をどれだけ飲んでいるかを見る。そのための一つのやり方です。
会食の終わりに麺やごはんが出たときは、その時点の空腹を見ます。昼を食べていれば、締めで一日分を取り返すように食べる必要はありません。食べるとしても、周囲と同じ量に合わせる決まりはありません。
厚労省の資料が示すのは、料理の組み合わせです。席で選べる一皿や次の一杯をどう見るかは、僕が食事の相談で提案するところです。
3. 翌日はいつもの食事へ
会食から帰って食べた量を振り返り、翌朝は体重計に乗る。数字が動いていても、そこで食事を抜く予定は立てません。
翌日は、食べられる範囲で朝食をとり、昼も普段の食事へ戻します。前夜の分を一食で帳尻合わせしようとすると、食事の予定まで会食に引っぱられます。
胃が重ければ、食べやすいものを、入る量だけ食べます。水分をとり、空腹や体調を見ながら、いつもの食事へ戻していきます。
翌朝の食事を抜いて、前夜の分を取り返そうとはしません。普段の朝食と昼食へ戻ります。朝から仕事の予定が詰まる日も、昼に食べられる時刻は手帳で見ておきます。
次の会食が決まっているなら、その日の昼に何を食べられるか、先に手帳を見ます。夜の料理は完全には予測できません。自分で決められる昼食の方を一つ考えておきます。

飲む量が増える日が続いているなら、食事だけを変えてもお酒の影響は消えません。量と頻度そのものを見直すところです。
4. 最後に
夜に取引先との会食が入る。料理はコースで決まっていることもあります。それでも、その日の昼食まで抜く理由にはなりません。昼に何を食べられるかは、手帳で確かめられます。
仕事の会食が重なり、朝昼の食べ方まで迷うなら、EIDOSにご相談ください。席での料理や飲酒量も含めて、今の生活で選べることを一緒に考えます。
19時から会食がある日も、昼食を抜いて席に向かう必要はありません。会議が延びたなら、移動前に食べられるものを一つ探しておきます。

